樹状細胞と聞いてすぐにわかる人は、医療関係者か、研究者か、専門の勉強をしている人でしょう。
私は歯科医療に携わっていますが、残念ながら樹状細胞については聞いたことがありません。
樹状細胞とは、免疫細胞の一種であり、哺乳類の免疫系の一部を担う細胞のことを指して言うのだそうです。
とはいうものの、免疫細胞というのはほかにもあったという気がしますので、なぜにこれだけを取り出して注目するのか、この点についてもっと深く考えてみなければならないかもしれません。
樹状細胞のもっとも大きな特徴は、この細胞を使ったワクチンにあるようです。
近年の研究で、この樹状細胞ワクチンを接種したがん患者の生存率が伸びたという報告があり、その結果、ノーベル賞を受賞したという話を聞きました。
そうなれば、この樹状細胞ワクチンが、将来、がん細胞を撃退させるための、決定的な治療法となるかもしれず、医学界にもおそらく衝撃が走ったことでしょう。
これからも、おそらくさまざまな臨床実験がなされることと思いますが、その結果、ますますよい報告事例が増えてくるのを、望みたいものです。
がんという病気が、何が原因で発症するのかわからないとされている以上、発生するのを止めるほうを研究するのは、徒労に終わるかもしれません。
その点、できてしまったがん細胞を、確実に撃退する方法を見つける方に時間をかけた方が、結果的にはがんが治って、よかった、よかったということになると思います。
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